Philosophy

Philosophy

理念

【ようこそはまぐちピアノリトミック教室へ】

~一人の笑顔から、ご家族みんなの幸せへ。

忘れられない光景があります。
20年ほど前の、ある日のことでした。
インターホンが鳴り、画面に映っていたのは、6人ほどの賑やかなご家族でした。
「ピアノ教室について、お話が聞きたくて」と、ご両親、お子様たち、そして、おじいちゃん、おばあちゃんまで、皆様で訪ねてきてくださったのです。
その瞬間、私の中で、目が覚めるような気づきがありました。
これまで私は、レッスン室で生徒さんと一対一で向き合う、その姿しか見ていませんでした。しかし、その生徒さんの後ろには、こんなにも温かいご家族がいて、みんなでその子の成長を応援しているのだ、と。
私の仕事は、ただ一人の生徒さんに音楽を教えることではない。
音楽を通して、そのご家族皆様の人生に寄り添い、幸せな時間を分かち合うことのできる、なんて尊い仕事なのだろうと、胸が熱くなったのを、今でも覚えています。
この出来事以来、「幸せの輪を広げる」ことが、私のもう一つの大切な理念となりました。
生徒さん自身の笑顔が、まず、ご家族みんなの笑顔に繋がる。
ご家族のその温かい幸せは、きっと、その周りの人々をも明るく照らす。
そうやって、音楽が生み出すポジティブなエネルギーは、波紋のようにどこまでも広がっていく。
3歳でピアノと出会ってから、半世紀以上。
音楽には、人を、そしてその周りをも幸せにする、本物の力がある、と確信しています。
この教室が、生徒さん一人ひとりはもちろん、そのご家族皆様にとっても、音楽の力が満ち溢れる「パワースポット」のような場所でありたい。
ぜひ一度、教室へ。
音楽が持つ不思議なチカラを、肌で感じてみてください。

以下教室からの5つのお約束です。

はまぐちピアノ・リトミック
教室のポイント

①リトミック研究センター認定教室

【脳と心の土台を創る】リトミック研究センター認定の本格レッスン
お子様の脳が最も著しく発達する、幼児期。このかけがえのない時期に、どのような土台を築くかが、その後の人生の可能性を大きく左右します。
当教室は、長年の教育的エビデンスに裏打ちされたリトミック研究センターの認定教室です。
年齢ごとに緻密に設計されたカリキュラムを通し、お子様の脳の「土台」となる部分を、広く、大きく、そして確かなものへと育て上げます。
ただ音楽に触れるだけではありません。全身を使って表現し、指先を巧みに使い、五感をフルに活用する活動は、デジタル機器に囲まれた現代のお子様にこそ不可欠な「非認知能力(集中力、創造力、やり抜く力など)」の基礎を養います。

さらに、レッスンで得たヒントをご家庭で実践すれば、親子のコミュニケーションはもっと豊かに。「どうやって遊んであげれば、この子の能力は伸びるの?」という保護者様の想いに、具体的な答えをご用意しています。

②グループレッスン

【社会性と創造力を育む】仲間と響き合うグループレッスン
「みんなと一緒だから楽しい!」その先にある、「みんなと一緒だからこそ、一人では辿り着けない場所へ行ける!」という体験。それが、当教室のグループレッスンです。
仲間と協力して一つの音楽を創り上げる経験は、他者の音に耳を傾ける「傾聴力」、
互いのアイデアを尊重する「協調性」を、理屈ではなく身体で学びます。

好きな曲のメロディーを耳で聴き取り、仲間と再現してみる。感じたことを音にして、オリジナルの曲を創ってみる。
最終学年では、パソコンソフトを使い、世界に一つだけの楽譜を自分の手で完成させます。
個人レッスンだけでは味わえない、他者と関わる中で生まれる創造の喜びが、
ここにはあります。




③プロとの共演

【本物だけが与えられる感動】プロ演奏家との共演発表会
「子ども相手だから」という手加減は、一切ありません。
なぜなら、心が最も柔軟な幼少期にこそ、「本物」に触れる体験が、お子様の一生涯の感性を決定づけると、私たちは確信しているからです。
2年に一度、大ホールで開催する発表会では、20年以上にわたり、プロの演奏家との共演を続けています。
クラシックの弦楽器奏者はもちろん、ジャズの第一線で活躍するトップミュージシャン(キーボード、ベース、ドラム)が、生徒さん一人ひとりのためだけに、最高の演奏で寄り添います。
楽譜も、一人ひとりの個性とレベルに合わせて創り上げる、完全オーダーメイド。
プロの息遣いを感じ、本物のグルーヴに身体を揺らしながら音を奏でる。この**鳥肌が立つほどの感動体験(ピークエクスペリエンス)は、お子様の心に「本質的な価値とは何か」を見抜く「審美眼」**を深く刻みつけます。
この教室でしかできない、人生を変えるほどの音楽体験を、あなたのお子様にも。

④音大受験、コンクールに

【目標が、人を大きくする】コンクール・音大進学への道
もちろん、「音楽の道を専門的に究めたい」という高い志にも、全力で応えます。
大阪教育大学、神戸大学、大阪音楽大学をはじめ、これまでにも多くの生徒さんを音楽大学へと導いてきた実績があります。
しかし、私たちがコンクールへの挑戦を推奨するのは、ただ結果を出すためだけではありません。
「自分の限界を超えてみたい」という強い目的意識を持って、目標から逆算して練習を計画する力。
スランプを乗り越え、本番で実力を出し切る精神的な強さ(グリット)。

これらは、音楽の道に進むか否かに関わらず、お子様が社会で成功するために不可欠な力です。
この体験から、生徒さんたちは音楽と、そして何より自分自身と向き合い、大きな成長を遂げています。

⓹シニア、大人、成人男性の方も歓迎

【音楽は、一生の友】大人・シニアの方のレッスン
「もう一度、あの曲が弾きたい」「全くの初心者だけど、大丈夫?」
ご安心ください。音楽を始めるのに、遅すぎるということは決してありません。
人生100年時代。仕事や子育ての息抜きに、脳の活性化に、そして新しい生きがいに。
音楽は、汲めども尽きぬ泉のように、あなたの人生をどこまでも潤してくれます。
お一人おひとりのペースや目標に完全に寄り添ったオーダーメイドのレッスンで、音楽があなたの最高の「親友」になるお手伝いをさせていただきます。成人男性の方も、大歓迎です。

Lesson

Lecturer

講師紹介

濱口 早苗

~「夕暮れは、寂しい?」と尋ねた私に、生徒が教えてくれたこと~

私の心に、今も深く刻まれているレッスンの光景があります。
小学校低学年の生徒さんと、「夏のゆうぐれ」という曲を練習していた時のことです。
だんだんと音が弱くなっていく、少しもの悲しい雰囲気の曲。
しかし、その生徒さんは、とても元気に、明るく演奏してくれました。
その表現も素敵でしたが、私は曲の背景を伝えるために、こう尋ねてみました。
「夕暮れって、どんな感じがするかな? 寂しい? それとも、元気?」
すると、その生徒さんの目がきらっと輝きました。
「夕暮れって、夕方でしょ? じゃあ、明るくて、楽しい!」
思わず、理由を尋ねました。
「だって、夕方になったら、お姉ちゃんも、ママも、パパも、みんなお家に帰ってくる。みんなでおしゃべりしながらご飯を食べるから、すっごく楽しいんだよ!」
頭を、がつんと殴られたような衝撃でした。

私自身の「夕暮れは、もの悲しいものだ」という固定観念が、いかに凝り固まったものだったか。そして、子どもの見る世界が、どれほど自由で、喜びに満ちているか。
その生徒さんが、私に大切な真実を教えてくれた瞬間でした。

「正解」は、決して一つではありません。

この出来事以来、私のレッスンは、この信念の上に成り立っています。

音楽のルールや基礎はもちろん大切に伝えます。しかし、その上で、生徒さん一人ひとりが「自分だけの正解」を見つけ出すプロセスを、何よりも尊重します。

自分の心で感じ、自分の言葉で表現し、それが「素晴らしいね」と認められる。

この経験の積み重ねこそが、揺るぎない自己肯定感の土台となり、自分を愛し、ひいては他者の多様な価値観をも受け入れられる、豊かな心を育むのです。

そして、この力こそ、これからのAI時代、グローバル時代を生き抜くために、最も必要とされる能力だと、私は確信しています。

AIが「唯一の正解」を瞬時に提示できる時代だからこそ、人間にしかできないこと。
それは、自分自身の心で感じ、自分だけの答えを創造する力です。音楽は、その力を育むための、最高のコミュニケーションツールであり、最強のトレーニングでもあるのです。
あなたのお子様の中にも、まだ誰も気づいていない、輝くような「正解」がたくさん眠っています。

その心が動き出す、ワクワクの瞬間を、教室で一緒に見つけてみませんか。


◎リトミック研究センター認定教室
◎PTNA(一般社団法人全日本ピアノ指導者協会)会員
◎きらら保育園でリトミック指導
◎城東つどいの広場でリトミック指導
◎シニア音楽体操認定講師

講師プロフィール~ 3歳からのピアノレッスン

ヤマハ音楽教室の講師をしていた叔母の影響で、3歳からヤマハ音楽教室へ。その後、ヤマハ専門コースに進み、坂弘子先生の元、ソルフェージュ(演奏の基礎となる訓練)や作曲も学びました。当時は、毎週出される作曲等の宿題に苦労しましたが、未だに当時の作曲ノートは残っていますし、ヤマハから発行された楽譜にも、自分の曲を載せていただいたり、何より、今教室で行っているリトミックの即興演奏に役立っています。友達とけんかしたり、辛い事があった時、その気持ちをピアノで即興で弾いて気を紛らわせていたのも覚えています。

当時の作曲したノート。ヤマハからの出版物にも載せていただきました。

ピアノを辞める

毎日毎日続く、果てしない練習と、先生2人についてのピアノレッスンと、ヤマハの専門コースの宿題。〈ピアノの練習が無い、普通の女の子になりたい〉当時思っていたことです。ピアノが無い世界って、どんなに楽だろう、友達は、ずっと遊んでるやん、ととうとう小学校5年生でピアノを辞めることに。しばらくは、ピアノがない毎日を満喫していましたが、だんだん、手持ち無沙汰になり、〈ピアノがないって、つまらない〉という気持ちが芽生えました。すかさず母がピアノレッスンに復帰させ、またピアノがある日々が続きました。

吹奏楽との出会い

復帰はしたものの、それほど練習熱心ではなく、当時通っていた、ほぼ全員が音大に進学するピアノ教室では落ちこぼれでしたが、ピアノとソルフェージュ(演奏の基礎となる訓練)のレッスンだけは細々続けていました。高校に進学したとき、なんとなく入った吹奏楽部。ここで、始めて、気づきました。〈音楽って楽しむ物なんだ!〉それまでは、音楽=修行。吹奏楽で始めて他楽器とのアンサンブルを経験して、音楽って、こんなに楽しいんだと改めて思い知りました。それがすごい力を産むことも。ピアノは良くも悪くも一人で完結出来てしまう部分もあります。でも、人と合わせたら、更に楽しい!どんどん音楽の魅力にとりつかれ、高校2年生の時、ピアノの先生に、「音大受験します」と告げるも「遅すぎる、しかも、課題曲はリストのパガニーニ大練習曲6番。超難曲。手の小さいあなたには無理。」と言われました。けれど、必死で練習したのが功を奏して、大阪音楽大学器楽学科、ピアノ専攻に合格。

これまで、これから

卒業後は、岸和田にあるアディムランドという幼児教室に就職し、そこで、お子様の心理等の勉強や、障害をお持ちの方の教育の勉強もさせていただきました。これが今のピアノやリトミックにも生きていると思います。
また、自分が一度ピアノを辞めた経験から、練習が大変、という生徒さんの気持ちにも 寄り添い、お仕事で忙しい保護者の方のお時間を出来るだけ取らせないように レッスン内で次回のレッスンまでの練習方法をしっかりお伝えいたします。
今まで自分が辛い事があったとき、ピアノに向かい、即興でピアノを弾いて 自分が慰められた経験から、作曲や、アレンジする力も必要と考え、 グループレッスンでは、作曲、編曲、コードの勉強など取り入れ、最終学年では、自分で作った曲をパソコンで楽譜にします。
吹奏楽で、友人と音と気持ちを合わせる感動体験をしたことから、 教室の生徒さんにも、一人で黙々と修行のように練習するのではなく、 アンサンブルの体験も必要と考え、発表会では、ソロとアンサンブル、両方行っています。 合わせるなら、本物の音を体感してもらおう、と、20年以上前から 行っている、プロの、フルート、バイオリン、ビオラ、チェロの演奏家の先生方との アンサンブルは、いつも好評です。 加えて、ここ数回は、上記の4名の先生方に加えて、キーボード、ベース、ドラムの ジャズのトップミュージシャンの先生方にも入っていただき、 童謡からクラシック、ポップス、ジャズまであらゆるジャンルの曲を 一人一人が選び、どこにも市販されていない、一人一人にオーダーメイドの 楽譜で演奏します。
教室で、たくさんの音楽体験を楽しみましょう。